天の神さまの助け 神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)の一行は、熊野(和歌山)の地にたどり着きました。そこは山また山の険しいところでありました。突然、恐ろしい山の神が大きな熊に姿を変え、命たちの前に現れた…
兄・五瀬命との別れ 神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)と五瀬命(いつせのみこと)の一行は、海を渡り、河内の国(大阪)に着きました。そこにはこの一帯を我がものとしていた那賀須泥毘古(ながすねひこ)が軍を率…
旅立ち ある時、神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)は、「どこの国を中心にしたら、この国はうまく治められるだろうか。もっと東の方へ行ってみよう。」とお兄さんの五瀬命(いつせのみこと)と高千穂宮(九州・宮崎…
けれども火の勢いは強くなるばかり。 一隊は日の渦に巻き込まれて脱出することができません。 尊のお命も危うくなりました。
尊が兵を従えて宝登山の麓へと進んで行くと、 森の中に岩に囲まれた清らかな泉がありましたので、 尊も兵も、この泉で「みそぎ」をして、身を清めました。
その後、ホド山は霊場として崇敬され、 弘仁年中に宝珠が光り輝き、 山頂に飛翔する神変が起こったことから 「宝登山」とも表される様になり、 仏教、特に修験者の修行場として栄え、 山麓には玉泉寺(真言宗)が開基されました。 …
『神籬』ヒモロギ(御神霊をおむかえするための標/しるし)を お立てになり、 〇神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと/神武天皇)、 〇大山衹神(おおやまづみのかみ/山の御神霊)、 〇火産霊神(ほむすびのかみ/…
頂上からは悠々の天地が、広大、壮厳に眺められました。 尊はこの山を『火止山』ホドヤマと名づけられ、 “神々をおまつりするのにふさわしい、お山” とされました。